新NISA「2年目」間違い&勘違い、あなたは大丈夫? よくある「9つの質問」に投資のプロが明快回答

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ここで大切なことは2つ。正しい投資信託を選ぶということ。そして積み立て投資することです。

長期で投資するなかで含み損を抱えるシーンもあるでしょう。価格が下落するシーンもあるでしょう。しかし、それは投資信託を安く買えるということを意味します。

資産形成は長期でしていくものであり、今日明日の儲けを追うものではありません。ゆえに、正しい投資信託を選んでいるということが前提になりますが、いまの価格が下落しているからとガッカリする必要はありません。むしろ安く買えていると喜ぶべきなのです。

つまり、正しい投資信託への積み立て投資であれば、価格が上がれば評価額(=資産)が増えて嬉しい、価格が下がれば安く買えて嬉しいと、どっちでも喜べるものなのです。

「お金の話にウンザリ…」への対処法は?

Q:正直、投資やお金、新NISAの話にウンザリしてきた。

A:お金の話にウンザリしてきた……これは私もよく聞く話です。国は「貯蓄から投資へ」と発信し、新聞、雑誌、テレビ、ネット、銀行や郵便局などお金の話があらゆるチャンネルで流されており、世間はまるでお金こそすべてと言わんばかり。この風潮にウンザリするのは当然だと思います。

また、今の投資法にウンザリしてきた……という方もおられるでしょう。であれば、ウンザリしないように変えていけばいいと思います。

でも、ウンザリという感情が湧いてくるということは、あなたは心の中では「投資をしないと将来お金に苦労するかもしれない」とわかっている、ということだと思います。自分に1ミリも関係ないという話であれば、普通は無関心であり、ウンザリという感情は湧いてこないものです。

ということで、ウンザリを解消することが先決です。お金に対してスッキリした気持ちにならないことには、前向きな勉強も、前向きな投資もできません。

次回の記事で、あなたの「ウンザリ」の正体をはっきりさせていこうと思います。

桶井 道 個人投資家(投資歴20数年)、物書き

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おけい どん / okeydon

1973年生まれ。

世界の高配当株、増配株、東証ETF、米国ETF、投資信託、リートなど100銘柄以上を保有する。いずれへの投資も、時間も労力もなるべく使わない「ゆとりある投資」を実践している。

2020年に資産1億円+年間配当(手取り、以下同)120万円とともに、25年間勤めた会社を退職し、自由になる。2024年には資産1.8億円達成、年間配当250万円(2024年実績)まで伸ばす。現在は、両親(父は難病で要介護5、母はがんサバイバー)の介護・見守りをしながら、物書きとして第二の人生を満喫中。

著書に『月20万円の不労所得を手に入れる! おけいどん式ほったらかし米国ETF入門』(宝島社)、『お得な使い方を全然わかっていない投資初心者ですが、NISAって結局どうすればいいのか教えてください!』(すばる舎)、『資産1.8億円+年間配当金(手取り)240万円を実現! おけいどん式「高配当株・増配株」ぐうたら投資大全』(PHP研究所)、『普通の人のための投資:いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』(東洋経済新報社)などがある。複数の大手メディアで連載を持つ。X(旧Twitter)アカウント(@okeydon)はフォロワー数8万人。

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