新NISA「2年目」間違い&勘違い、あなたは大丈夫? よくある「9つの質問」に投資のプロが明快回答

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Q:2024年に年間投資枠を100万円しか使えなかった。残り枠を2025年に持ち越すことはできる? その分だけ上乗せになる?

A:答えは「NO」です。当年使わなかった年間投資枠を、翌年に持ち越して上乗せすることはできません。年間投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円、合計360万円と決まっています。

年間投資枠を使い切るための「期限」は?

Q:2024年の年間投資枠をまだ使い切っていない。冬のボーナスや年末調整の還付金で残りの枠を使い切りたい。2024年いっぱいまでに買えばいいのでまだ時間はあると思っているが、間違いないか?

A:12月31日までに注文すればいいという考え方は間違いですのでご注意ください。

NISA口座で2024年に取引するには、年内に受け渡しが完了する必要があります。そのためには、日本株、外国株、投資信託など、商品ごとに年内の取引最終日は異なります。

たとえば、日本株であれば、原則12月26日(木)15:30までに取引を成立させる必要があります。それを超えると2025年の扱いになります。外国株や投資信託では、期限がそれより早くなるケースがありますので、特にご注意ください。

Q:2024年分のつみたて投資枠は使い切った。成長投資枠はまだ残っているけど、つみたて投資枠対象の投資信託にしか投資したくないのでもてあましている。何かいい案はないだろうか?

A:基本的に、つみたて投資枠対象の投資信託であれば、成長投資枠でも買うことができます。

Q:評価額が年間投資枠の上限となる360万円を超えてしまっている。年内に売らないと課税されるのか? これは上限オーバーになるのか?

A:答えは「NO」です。年間投資枠は簿価、つまり「あなたが投資した額」で管理されます。したがいまして、上限オーバーになって課税されることはありません。

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