若い世代も注意! 「谷型ヒートショック」とは? 「風呂キャンセル界隈」も見直したい入浴"新常識"

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リンナイの今回のニュースレターの監修者、東京都市大学教授・早坂信哉先生によると、入浴には汚れを落とすだけでなく、身体の疲れをとる効果やストレス改善効果も期待できるという。面倒であっても、心身が疲れたときこそ入浴すべし!ということなのだ。

「冷え性」には入浴がおススメ

次に、冷え性の調査結果を見ていこう。全国の2350名に冬の時期に多い身体の不調を聞くと、ダントツで「冷え」(46%)だった。自分自身が冷え性だと思う割合(とても+ややそう思う)では、女性が多く、40代女性では76%にも達した。女性のほうが男性よりも筋肉量が少ないことが影響している。

冷え性と思う割合が低い男性の場合でも、20代男性では41%に達するなど若い人ほど多くなる。男女問わず、冷え性だと自覚している人はかなり多いようだ。

冷えに悩む人に聞くと、筆者と同様に「冷えを感じる時間帯は就寝前」(60%)、「つらいのは眠れないこと」(43%)が最多の回答だ。早坂先生によると「寝付くのは手足から熱を放散して体温が下がっていくとき」で、「冷え性の人は手足が冷えて熱を放散することができないため、寝付けなくなる」のだという。

冷え対策には、入浴が推奨されるが、正しい入浴法を理解していない人も多いため、効果が長続きしないこともあるという。では、どんな入浴方法が正しいのだろう?

実際に、「冬の時期の入浴はどのようにしているのか」聞いた結果を見よう。まず、入浴時の湯船の温度設定については、全国平均で40.9℃。最多は「40℃」の29%で、次いで「42℃」の27%だった。次に、入浴時に湯船に浸かる時間については、全国平均で15.3分。最多は「10分~14分」の31%だった。

冷え・ヒートショックに関する都道府県意識調査
(出所:リンナイ 熱と暮らし通信 冷え・ヒートショックに関する都道府県意識調査)
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