血圧乱高下で命の危険「ヒートショック」対策5つ 夏の健診「血圧問題なし」の人、冬にも一度測定を

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冬の高血圧対策やヒートショックを防ぐ方法を解説します(写真:ナオ/PIXTA)
冬は心筋梗塞や脳卒中を起こす人が増える傾向がある。寒い時季は血圧が上がりやすいうえ、血圧の急激な変動も起こり、「ヒートショック」のリスクが高まることなどが一因だ。
冬の高血圧対策やヒートショックを防ぐ方法について、高血圧や心不全を専門とする東京都健康長寿医療センターの鳥羽梓弓医師に聞いた。

血圧は1日の中でも変動するものだが、季節によっても変動する。特に冬は血圧が上がりやすく、夏に比べると収縮期血圧(上の血圧)で10~20mmHg程度上がることもある。

冬に血圧が上がる納得の理由2つ

なぜ冬になると血圧が上がりやすくなるのか。鳥羽医師はこう説明する。

「最も大きな理由は、気温が低くなることによって、血管が収縮するためです。寒さによって交感神経が刺激されると、心拍数が増え、血管が収縮して血圧は上昇するのです」

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