子どもが適性をみつけられるよう親がすべきこと 親が子に先んじて努力しなければいけない

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3人の娘をハーバードに合格させた子どもが自ら学びだす育て方
親が子どもに一歩でも先を見る目を与えることができれば、それだけでも大きく成長する機会が得られる(写真:shimi/PIXTA)
3人の子どもをハーバード大学に送り出したシム・ファルギョンさんは、「子が自分の興味や適性を見つけられるよう、親も絶えず時代の変化に目を向け、自ら学び、子どもを導く努力をする必要がある」と言います。彼女が考える、子育てにおける親の役割について紹介します。
※本稿は『3人の娘をハーバードに合格させた 子どもが自ら学びだす育て方』から一部抜粋・再構成したものです。

親が先に勉強する

親は子どもの才能の発見者であると同時に、観測者であるべきだ。「観測者」の辞書上での定義は、「物事の状況や形勢の変化を注意深く見て、将来を予測する人」である。

観測者としての親の役割をうまく定義した一文だ。親が子どもに一歩でも先を見る目を与えることができれば、それだけでも大きく成長する機会が得られるだろう。

先にアメリカに移住して定着した韓国人には、こちらの教育制度に関する内容を正確に知る人はほとんどいなかった。中高生で渡米してアメリカの大学を卒業した、いわゆる移民1.5世代と言われる人でも、教育環境が大きく変化したため知らないことのほうが多いという。このように素早い変化を知り、情報を得ながら先を予想するのも親の役目である。

三女のヘソンが長女とは10歳も離れているため、私にとっては一から子育てをしているようなものだった。当然、ヘソンの友達の親御さんたちはとても若いうえに、専門職として働く人も多く、教育に関する知識や理論も十分に備えていた。パソコンも使えるし、英語も巧みで、人付き合いも活発だった。

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