中小企業オーナーは最強のおいしい職業なのか? 自由が利く、支出は会社の経費といわれるけど…
では、収入が不安定で、仕事のやりがいもないというなら、経営者の座を誰かに譲って自身は引退するか、会社員生活に戻るという選択は考えられないのでしょうか。
なぜ会社員には戻らないのか?
「3代続いてきた当社を発展させるという責務があります。ただ、今さら会社員に戻っても、使い物にならないということも自覚しています。中小企業経営者、とくに私のような跡取り息子は、実務に疎いし、高度なマネジメント能力があるわけでもないですし」(建設会社)
「最近M&Aがブームのようですが、買い手が現れるのは相当な優良企業でしょう。当社の経営状態では、とても無理です。といって、後を継いでくれそうな親族も従業員もいません。結局、私が死ぬまで社長を続けることになりそうです」(部品メーカー経営)
このように、③ダメダメ社長だけでなく②フツウの社長も、中小企業経営者という職業をネガティブに捉えています。①ウハウハ社長のSNS投稿を見て「俺も!」とはやるのではなく、自分の経営能力を冷静に評価する、リスクの小さい方法でスモールスタートする、という必要がありそうです。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら