大企業を飛び出し経営者に。
中小企業の事業承継の新たな手法として注目を集めるのがサーチファンドだ。
企業経営をしたいという熱意のある第三者(サーチャー)にファンドが投資し、事業の譲り渡しを希望する企業の経営権取得を支援する。
M&Aは買い手が自社の人材や文化を大事にしてくれるかわからない、など経営者が不安を抱くことも多い。サーチファンドは、承継前に経営者とサーチャーとが経営ビジョンなどを話し合うので、価値観の合う第三者に事業を譲渡できるメリットがある。
「優秀な人材が後継者不在の中小企業の経営者になれる社会をつくっていくことが日本全体の底上げになる」。今年4月、横浜銀行とナショナルサーチファンド(NSF)が共同で設立した「サーチファンド未来創造」の成立案件の発表会でNSFの山根孝代表は熱を込めた。



















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