「またトラ」リスクは「トランプ四季報」で準備せよ 政治日程を考えれば「次のリスク」が見えてくる

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ここから先はお馴染みの競馬コーナーだ。24日はジャパンカップ(東京競馬場、芝コース2400メートル、G1)。1着賞金5億円の大舞台である。しかも今年は強力な外国馬3頭の参戦もあって、G1馬が10頭もそろうという贅沢な組み合わせである。強い馬同士の激突を心行くまで楽しみたいものだ。

しかるに筆者は、このところの戦績があまりにも不本意なのである。17日のマイルチャンピオンシップは、昨年お世話になったナミュールから流したところ、まさかの17着に終わった。

その前週10日のエリザベス女王杯は、当欄で推奨したハーパーが17着と振るわず、しかもそのまま引退してしまう。そして秋の天皇賞はリバティアイランドに賭けて、これまた原因不明の不振で13着に終わっている。とにかく牝馬に賭けて哀しい思いをすることの連続で、しかも原因がよくわからないから少々凹み気味なのである。

ジャパンカップも牝馬のスターズオンアースで勝負

別に意地になっているわけではないのだが、週末のジャパンカップも牝馬で勝負することにしたい。と言っても人気のチェルヴィニア(6枠9番)ではない。もう1頭の2冠牝馬であるスターズオンアース(8枠14番)から。3月のドバイシーマクラシックで8着に終わって以来の出走となるが、昨年のジャパンカップ3着、有馬記念2着の実績を考えたら、最強牝馬はこっちだろう。

思うに「日本馬の総大将」ドウデュース(3枠3番)は、強いことは折り紙つきなのだが、なぜか連勝はしない馬である。秋の天皇賞で勝った後は1回休みと見る。チェルヴィニアは3歳牝馬なので斥量で恵まれるけれども、鞍上のクリストフ・ルメール騎手が2週連続1番人気で飛んでいる(マイルチャンピオンシップのブレイディヴェーグ、エリザベス女王杯のレガレイラ)点に、一抹の不安が残る。

だったら、スターズオンアースから攻めてみるのも悪くはあるまい。大外枠に回ったが、本来、自在性が高くて枠順は気にしない馬である。同じ東京芝2400メートルのオークスも、大外18番で勝っていることをお忘れなく。単勝で。

外国馬ではオーギュストロダン(5枠8番)が気になる。近年は外国馬が勝てないジャパンカップだが、ディープインパクト産駒の里帰りとなればこれはマークしなければならんだろう。

ディープ産駒と言えば、昨年秋の天皇賞2着馬ジャスティンパレス(3枠4番)も忘れちゃいけない。スターズオンアースからこの2頭への馬連、もしくはワイド馬券も少しだけ買ってみたい。

※ 次回の筆者は小幡績・慶應義塾大学院教授で、掲載は11月30日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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