ジリ貧のTSUTAYAがここに来て大量展開する商売 脱ビデオ屋?トレカで「空間の価値」を提供し始める

レンタルビデオ大手・TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブが急速に「脱レンタルビデオ屋」を進めている。シェアラウンジやジムなどもあるが、拡大が見込めそうなのが「トレカ店」だ(筆者撮影)
レンタルビデオ大手・TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)。
レンタルビデオの斜陽化に伴い、現在では「脱レンタルビデオ屋」を進めていて、蔦屋書店や蔦屋家電などの別業態の展開、加えて図書館などの公共施設のプロデュースも手がけている。また、10月には「TSUTAYA Conditioning」というジムの開始も発表。事業の多角化を進めている。
そんなCCCが力を入れる一つが「トレーディング・カード」にまつわる商売だ。
一見すると、ミスマッチに思えるかもしれない。では、なぜCCCはトレカ事業を進めるのか? 現地のフィールドワークを交えながら、解説していきたい。
1枚1050万円のトレカが現れた!
CCCがトレカ事業に参入する理由の一つは、「トレカ市場」の成熟がある。
そもそも、トレーディングカードは、ポケモンカードや遊戯王をはじめとして、さまざまな絵柄が書かれたカードのこと。それを用いてカードゲームができたり、単にコレクションとして集められたりもする。
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