【アイドル摘発】「路上ライブ」取り締まるべきか 新宿駅東南口での"事件"から考える是非

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

今回、事件となったのは東南口であるが、ここでは日々盛んに路上ライブが行われている新宿駅南口(以下、南口)を例に挙げさせていただく。

リスクを冒しても路上ライブを行う「3つのワケ」

南口で路上ライブを行うことには大きく3つのポイントがある。大前提として南口で無許可の路上ライブは禁止となっている。

①人通りが多く、アピールするにはうってつけの場所である
②演奏・ダンスなどに十分なスペースが確保できる
③SNSを通して売れる(バズる)可能性が圧倒的に高い

ひとつずつ見ていきたい。

①人通りが多く、アピールするにはうってつけの場所である

当然であるが人がいない場所では自身の練習にこそなれどPRにはならない。

その点、新宿駅は1日乗降客数が平均270万人、JRと私鉄を合わせると350万人という膨大な数の人々が利用するため、多くの観衆の目に留まることになる。

②演奏・ダンスなどに十分なスペースが確保できる

南口の歩道は幅が広く機材などを置いても十分にパフォーマンスを披露する場所が確保できる。

たとえば多くのアーティストは自前でマイク、アンプを用意して演奏をしたり、歌っている。

よほどの人気アーティストでない限りは観客を含めても完全に歩道を塞ぐといった状況にはなりにくいことも一理あるだろう。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事