「O2Oビジネス」という新潮流《O2Oビジネス最前線・黎明期を迎えた新・消費革命 第1回》
スマートフォンはパソコンにはないさまざまな技術を取り入れている。現実世界の映像に3Dコンテンツ等を投影するAR技術。かざすだけで決済ができるNFC技術。現在の自分の位置・向きを把握できるGPSとジャイロ、加速度センサー。最先端の認識技術・センサー技術がてんこ盛りになっている。さらに大きな画面とタッチ式インターフェースにより、マニュアルなしの快適な操作性を実現している。
何より、スマートフォンは、ソーシャルメディアと抜群に相性がいい。ソーシャルメディアのアプリを立ち上げさえすれば、いつでもどこでも、消費者は、自分が今どこで何を行い、何で感動しているのかをリアルタイムに発信し、共感し合える。若い世代を中心に自分のプライバシーをさらけ出すことが習慣となっているのだ。
ソーシャルメディアとスマートフォンの急速な普及を背景に、実際の店舗へ消費者を導き、商品を購入してもらうという「O2Oビジネス」。12年の大きな潮流になる可能性を秘めている。
(ITアナリスト・松浦 由美子 =東洋経済オンライン)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら