年収11億「都バスのドル箱路線」地下鉄開通で逆風 東京メトロ有楽町の新線ルートと重なる「東22」
④地味にアップダウンの多い地形
「東22」が走る四ツ目通りは、仙台堀川・小名木川にかかる橋を通るため、緩やかな上り坂・下り坂がやや多い。沿線のスーパーなどへの買い物のために数百mの短距離でもバスに乗る高齢者も多いという。
⑤歴史的背景
「東22」は路面電車時代の都電の看板路線ルートとも重なることもあり、目的地となるような場所が、コンパクトに沿線に集中している。
こうした要素が重なって、「東22」は都営バスの屋台骨となったのだ。
地下鉄開通で「ドル箱路線」でなくなる?
気になるのは、有楽町線の新線開業による「東22」への影響だ。
都営バスは、地下鉄路線が開業するたびにルートが重複する路線の乗客を奪われてきた。
副都心線の開業で「池86」(池袋サンシャインシティ~渋谷駅東口)の乗客が54%減少し、日暮里舎人ライナーの開業で「里48」(日暮里駅~見沼代親水公園駅)の乗客が85%減少した。
「東22」も同様の運命をたどるのか、考えてみよう。
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