日本復活に「経済政策」は不要どころか、逆効果だ 石破政権が今本当にやるべきこととは何なのか

✎ 1〜 ✎ 241 ✎ 242 ✎ 243 ✎ 244
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

競馬である。

11月1日と2日(現地時間)は、アメリカの競馬で年に一度の祭典、「ブリーダーズカップ」が開催される。1日目は2歳馬のG1、2日目は3歳馬以上が対象のG1が行われる。

今年は、西海岸のカリフォルニア州サンディエゴにある「デルマー競馬場」で開催される。前回のデルマー開催(2021年)時には「ブリーダーズカップ(BC)ディスタフ」(ダート1800メートル)で、矢作芳人厩舎のマルシュロレーヌが勝ったこともあり、日本馬が複数のレースに大挙参戦することとなった。

BCクラシックに出走するフォーエバーヤングに注目

これは正しい流れで、欧州競馬を範にしてきたJRA(日本中央競馬会)競馬ではあるが、レースの質からいうとアメリカの競馬のほうが、親和性が高い。それはダート中心、芝中心ということを超えて、レースで要求される要素がより似ているということであり、輸送と時差さえ克服できれば、欧州でよりも、より成功する可能性があるだろう。

もちろん注目は、最大のレース、「BCクラシック」(ダート2000メートル)に出走する、ケンタッキーダービー3着惜敗のフォーエバーヤングだ。

これまた矢作厩舎だが、あいにく最悪の枠である1番枠に入ってしまった。だが、ここは開き直って、はやめに出していって、番手(先頭馬の後ろの2番手)で競馬して、押し切る、というレースを期待したい。ほかの馬も含めて全力で応援したい。

小幡 績 慶応義塾大学大学院教授

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

おばた せき / Seki Obata

株主総会やメディアでも積極的に発言する行動派経済学者。専門は行動ファイナンスとコーポレートガバナンス。1992年東京大学経済学部首席卒業、大蔵省(現・財務省)入省、1999年退職。2001~2003年一橋大学経済研究所専任講師。2003年慶應大学大学院経営管理研究学科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授、2023年教授。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。著書に『アフターバブル』(東洋経済新報社)、『GPIF 世界最大の機関投資家』(同)、『すべての経済はバブルに通じる』(光文社新書)、『ネット株の心理学』(MYCOM新書)、『株式投資 最強のサバイバル理論』(共著、洋泉社)などがある。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事