「2050年、日経平均30万円」が大げさじゃない根拠 エミン・ユルマズ氏に聞く「今後の株価の見通し」
日本企業の業績は絶好調
——2026年に日経平均が5万円、2050年には30万円と予測しています。その見通しに変わりはないですか?
変わらない。日本企業のファンダメンタルズが大きく改善し、日本にサプライチェーンが戻って日本経済が元気を取り戻し、かつマイルドなインフレが発生してくるという前提で立てた予想で、現時点ではそれが特に崩れたような展開にはなっていない。
引き続き日本企業というのは業績が絶好調ですから。これは『会社四季報』を見ればわかります。『会社四季報』を開くと、業績を集計した表(業種別業績展望)があります。前期、今期、来期で増収率、増益率は変わるけれども、全体で増収増益であることに間違いはない。
かつ、日本企業のガバナンスの改善、そして株主還元スタンスというのは明らかにいい方向に進んでいます。外国人投資家も日本に来て日本株を買っていて、今後もまだ続く。その意味での日本企業のアップサイドポテンシャル、つまり改善余地というのはまだまだ2合目ぐらいです。


















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