連続強盗「家族が生き残る家」の特徴と"10の武器" 防犯対策をしても強盗犯が突破してきたら…

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まず、強盗に入られてしまう危険性を前提に、備えておきたい物事が5つある。

1. 複数階ある戸建ての場合、寝室は2階以上の部屋にする
2. 鍵がついている寝室であれば、就寝中は鍵をかける。鍵のない部屋の場合は、ドアストッパーなど、鍵の代わりになるもので代用する
3. 就寝中は、柄の長い強力な光の懐中電灯、通信機器(携帯電話やスマートフォン)を手元に置いておく
4. 寝室にサイレン付きメガホンやホイッスルを用意しておく
5. 家の中の照明は、必ず1カ所は点けておく(玄関や勝手口など)

2階に「パニック・ルーム」を設ける

筆者は警視庁時代、南アフリカに赴任していたことがある。現地の治安は良くなかったため、大使館の安全基準を満たした住宅にはあらゆる防犯対策がしてあった。

その経験から、危険国に赴任する人には、就寝中の襲撃に備えて寝室を「パニック・ルーム」にすること、そして戸建てのような2階建ての建物の場合は階段の途中に鉄格子を設置して、2階全体をパニック・ルームにすることを勧めていた。

パニック・ルームとは、2002年に同名のアメリカ映画が公開されたことでも知られ、「セーフティルーム」とも呼ばれている。犯罪の多い海外では一般家庭でも取り入れられている形態の部屋だ。

鍵がついている部屋を「逃げ込み、立てこもる用の部屋」として、設備を強化しておく。

南アフリカは銃器による犯罪が多いこともあるが、筆者の住居にあったパニック・ルームには、廊下とつながる扉に鉄格子と2重3重の鍵、外に面する窓には2重の鉄格子を設置していた。

災害時のシェルターとしての役割も果たすため、富裕層の中には、そこに防弾、防火設備はもちろんのこと、内部にトイレや水道、食料庫などを設置する人も少なくなかった。

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