合戦場駅をはじめとする8駅を管轄する、東武日光駅管区新鹿沼駅長の佐藤将泰さんは次のように教えてくれた。
「合戦場駅は東武宇都宮線の野州平川駅とも近く、栃木市内や宇都宮方面、また都心へと通勤する方も少なくありません。その後は北に行くごとに少しずつのどかになってゆく、という感じですね。お隣の家中(いえなか)駅も周辺は住宅地です」(佐藤駅長)
家中駅はちょっと変わった構造で、ホームは1面。駅の東西とホームとの間は跨線橋で結ばれているのだが、改札口(というか簡易IC改札機)があるのはホームの上。つまり、東西を結ぶ跨線橋は自由通路を兼ねている。なかなか変わっているが、駅の周囲はそこそこに開けた住宅地で、このあたりまでは栃木の市街地が続いている。
家中駅と東武金崎駅
そして、お次が東武金崎(かなさき)駅だ。この駅は、佐藤新鹿沼駅長が預かる駅の中では数少ない有人駅。古いながらも立派な駅舎が駅の東側にあり、駅前には自販機が並んでいる商店、またかつて貨物を扱っていた時代の名残だろうか、大きな蔵も線路沿いにあった。
ホームは島式が1面だけだが、特急列車の待避駅になっていて、駅構内は“複々線”。颯爽と特急列車が駆け抜けていった。
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