東武日光線「合戦場から樅山」駅名何と読むのか? 特急が通過する「難読駅区間」地名に深い歴史

✎ 1〜 ✎ 67 ✎ 68 ✎ 69 ✎ 70
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

合戦場駅をはじめとする8駅を管轄する、東武日光駅管区新鹿沼駅長の佐藤将泰さんは次のように教えてくれた。

「合戦場駅は東武宇都宮線の野州平川駅とも近く、栃木市内や宇都宮方面、また都心へと通勤する方も少なくありません。その後は北に行くごとに少しずつのどかになってゆく、という感じですね。お隣の家中(いえなか)駅も周辺は住宅地です」(佐藤駅長)

東武日光線 家中駅
家中駅東口。ふつうならホームにありそうな水飲み場が駅名板の脇にポツン。柵の向こうを線路が通る(撮影:鼠入昌史)

家中駅はちょっと変わった構造で、ホームは1面。駅の東西とホームとの間は跨線橋で結ばれているのだが、改札口(というか簡易IC改札機)があるのはホームの上。つまり、東西を結ぶ跨線橋は自由通路を兼ねている。なかなか変わっているが、駅の周囲はそこそこに開けた住宅地で、このあたりまでは栃木の市街地が続いている。

家中駅と東武金崎駅

そして、お次が東武金崎(かなさき)駅だ。この駅は、佐藤新鹿沼駅長が預かる駅の中では数少ない有人駅。古いながらも立派な駅舎が駅の東側にあり、駅前には自販機が並んでいる商店、またかつて貨物を扱っていた時代の名残だろうか、大きな蔵も線路沿いにあった。

ホームは島式が1面だけだが、特急列車の待避駅になっていて、駅構内は“複々線”。颯爽と特急列車が駆け抜けていった。

東武金崎駅
東武金崎駅は島式ホーム1面2線。その両脇を特急列車の通過線が挟み込む(撮影:鼠入昌史)
東武日光線 東武金崎駅
東武金崎駅の下り通過線を通り過ぎてゆくJR線から直通の特急列車(撮影:鼠入昌史)
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事