「人間関係がヘタな人」が知らない"質問力"の正体 信頼関係を構築するコミュニケーションの仕方

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ネガティブな面について質問すると、愚痴ばかりになってしまう人もいるかもしれません。

そんなときは、「愚痴ワーク」がおすすめです。愚痴ワークとは、3分間程度の短い時間で徹底的に相手の愚痴などネガティブなことを話してもらいます。

つまり、相手が抱えているストレス、ネガティブ感情を吐き出してもらうワークです。

愚痴は徹底的に聞く

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確かに、愚痴はあまりいいものとはいえませんが、抱え込みすぎるのはそれはそれでよくありません。「この人なりに何かしたい、変えたいと思っているんだな」と前向きに相手の愚痴を受け止めて、相手の悩みや問題を前向きに転換できるように、質問していきましょう。

「今その状況を変えるためにできることは何かな?」

「嫌な相手かもしれないけれど、相手の行動で、何か一つでも見習うべきことはある?」

などといった質問で、ネガティブなエネルギーを人への攻撃ではなく、成長へとつなげられるように促します。

「人の不幸を喜ぶ気持ち」が人の本質にはあるので難しいのですが、その本質も理解しながら、相手が不満に思っている欲求を他のことで満たせるように質問で導くことが大切です。

もし可能であれば、相手の願いを叶えられるようにしましょう。

徳吉 陽河 一般社団法人コーチング心理学協会 代表理事

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とくよし・ようが

一般社団法人コーチング心理学協会代表理事・講師一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会代表理事・講師。専門分野はコーチング心理学、ポジティブ心理学、キャリア心理学、認知科学など。資格は、コーチング心理士、公認心理師、キャリアコンサルタント、ポジティブ心理療法士、認定心理士(心理調査)など多数。クライアントやコーチ・カウンセラーがお互いに前向きになるようなウェルビーイングや能力の向上、自己成長の支援を行っている。さまざまな海外における研修や学会などに参加し、心理学、心理療法、コーチングを学ぶ。大学・看護学校などでの講師を経て、現在は現場に役立てるため、主に社会人に向けて「コーチング心理学」や「ポジティブ心理学」に関わる実践・研究、普及の活動を行っている。航空保安大学校(国土交通省)など、大学、高等学校、教育支援センターなどの教育関係、若者サポートステーション、就労支援施設、社会福祉協議会、リハビリテーションなどに関わる医療機関などの講師。外資系・国内大手製造業、販売・接客業、人材サービス業の団体などでの新人研修、管理職研修なども担当している。

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