「数字に弱い人」は人生でだいたい損している

だまされないために4つのポイントを知ろう

数字は動かしがたい事実に見えますが……(写真:xiangtao / PIXTA)

たとえ文系のビジネスパーソンであっても、仕事上で避けて通れないのが「数字」だ。数字という定量的な表現を使えば、物事を客観的に伝えることができるので、定性的な話に比べて誤解なく伝わりやすい。たとえば「なるべく早く」と言われると、人によって受け取り方はまちまちだが、「○日後までに」「○時間後までに」などと数字を使えば、お互いに正確な認識ができる。

一方で、数字が人をミスリードしてしまうケースもある。知識がある人ならば、数字を使って人をだますこともできてしまう。数字を読み解く力が弱いと、たとえば実態とかけ離れた広告のキャッチコピーに引っ掛かってしまうかもしれない。

数字にだまされないポイントを押さえよう

週刊東洋経済9月12日号(7日発売)の特集は『たった1日でわかる経営学の教科書』です。ドラッカー、ポーターはもう古い!?最新の経営学の知見を11講座で紹介しています。上の画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

数字にだまされないようにするには、どうすればいいのだろうか。週刊東洋経済は9月12日号の特集『たった1日でわかる経営学の教科書』(全44ページ)の中で差をつけるビジネススキルのひとつとして、数字力を取り上げた。ビジネスパーソン向けに数字に関する研修を多数行っているBMコンサルティングの深沢真太郎代表は、数字にだまされない4つのポイントを挙げる。順を追って説明していこう。

【① 母数はいったい何だ?】

まずは、パーセント(%)、割合を考えてみよう。ともに「もとにする量」(分母)と「比べる量」(分子)の2つがあって初めて表現できる概念だが、注意しないと何を示しているのかがあいまいになりかねない。

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