社会起業家、事業の「高速立ち上げ」を目指す

「SUSANOOプロジェクト」とは何か

若い社会起業家育成のためのプロジェクト、「SUSANOOプロジェクト」の様子。写真左から3番目がETIC.代表理事の宮城治男さん

公的セクターが十分にアプローチできない社会課題の解決を、ビジネスの手法を使って解決する「社会起業家」が、近年、若手起業家を中心に注目されています。本稿では、社会起業家育成の先駆的な役割を担っているETIC.と、スタートアップ支援の孫泰蔵氏が共同で立ち上げたSUSANOO(スサノヲ)プロジェクトについて紹介します。

社会起業家がプレゼンテーション

7月30日、渋谷のイベントホールに、起業家、大企業幹部、ベンチャーキャピタル、弁護士、公認会計士、コンサルタントなどさまざまな職種、年齢の約100人が集まりました。会は招待制で、一見ばらばらの立場の参加者が、ある「共感」を持ってステージに注目するという不思議な雰囲気を醸し出しています。

ステージでは、大自然の中で子どもの生きる力を育成する、暮らしをシェアする新しい家族のカタチを提案する、未経験者でも無理なく介護ができるシステムを作る、行き場のない若者への食住の提供する、など新しい事業のプレゼンテーション。何を解決したいか、戦略は、どんな協力が必要か。短い時間で完結に説明があり、聴衆からは改善のための意見や具体的な協力提案がなされます。

プランを聞いて批評するというのではなく、共に行動しようという意思の表明。発表が進むにつれて、会場は熱気に包まれていきました。このイベントは、「SUSANOO Demo Day」。社会起業家のプレゼンテーションの場です。

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