Airbnb、Uber、Google carの共通点は?

孫泰蔵氏が注目する世界を変えるスタートアップ

「日本にはオプトアウト特区が必要」と説く孫泰蔵氏
2011年、スタートアップ企業支援を専門とするベンチャーキャピタル、モビーダジャパンを創業した孫泰蔵CEOは、ヤフー・ジャパンの立ち上げを皮切りに、多くのベンチャー事業に携わってきた”目利き”。「アジアにシリコンバレーを超えるエコシステムを作る」ことを目標に掲げている孫氏が、注目しているベンチャーとは。10月18日にグローバルベンチャー研究会(GVS)で行われた講演の様をお届けする。


 社会全体に対してイノベーションを生み出し、社会全体を大きく変革していくことが起業の社会的役割だと思う。日本では中小企業のことをベンチャーと呼ぶことが多いが、中小企業と世界を変えるスタートアップには明確な差があると思う。そのため、私はあえてベンチャーという言葉は使わず、スタートアップという言葉を使っている。

今、そうした社会を根底から変えるようなスタートアップが生まれているので、3つ紹介したい。

宿泊業を根底から変える「Airbnb」

Airbnbのブライアン・チャスターCEO(撮影:今井康一)

一つはAirbnb(エアビーアンドビー)。自分の家や別荘、もしくは家の部屋など、空いた家や部屋を貸すサービスだ。1日5000円とか1万円とか、値段も自分で決められる。使いたい人が申し込んで先方からOKが出ると、「カギは郵便受けの中に置いてあります」といった連絡がくる。

実際、私もサンフランシスコで使ったが、ホテルだと1人1泊300ドルとか400ドルかかってしまう。何人かで出張に行くと、それが全員分、必要になる。

それに対して、Airbnbでは4ベッドルームの戸建ての家をたとえば1日1万5000円で借りられる。一緒に出張に行った仲間全員が同じ場所に泊まれる。食事は自炊をすればいい。ご家族のベッドですから、「本当にこの中で寝ちゃっていいのかな」と申し訳なく思いながら寝るんですけど(笑)。

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