企業クラウドで急伸 「ボックス」って何者? 異色の起業家率いるサービスが日本進出準備中

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9月、サンフランシスコのイベント「Disruput(破壊)2013」の壇上で熱弁を振るうアーロン・レヴィCEO
 

フェイスブックを創業したマーク・ザッカーバーグ、ツイッター、スクエアを創業したジャック・ドーシー、ヤフーCEOのマリッサ・メイヤー──。米インターネット業界では、個性的な若手起業家、経営者が次々に生まれている。

そうした中の一人に「Box(ボックス)」を率いる28歳のアーロン・レヴィがいる。日本での知名度は高くないが、米国のメディアでは若手経営者の代表格として盛んに取り上げられる有名人だ。雑誌『フォーチュン』10月号は注目すべき40歳以下の経営者の一人(40人中14位)にレヴィを取り上げた。

2005年、レヴィが20歳の頃に創業したボックスはクラウド上にファイルを保管するサービスを企業向けに提供している。すでに18万社の顧客を持ち、売り上げの大きい企業のリスト「フォーチュン500」のうち、92%が顧客だという。近い将来のIPO(株式公開)が期待される有力ベンチャーだ。

同社の顧客リストにはトヨタ自動車、富士フイルムなどの日本企業も含まれ、グーグル、ツイッターなどのハイテク企業も採用している。エバーノート、ドロップボックス、シュガーシンクなど多くの競合がひしめく中で、ボックスには他社にはない特徴があるためだ。

最大のポイントは、大企業が求めるようなきめ細かいセキュリティレベルを実現していること。徹底的な暗号化をしているほか、誰がアクセスしたか、どのような作業を行ったかというログをリアルタイムでチェックできる。

さらに、同じ文書に複数の人が同時にアクセスし、編集できる。複数の社員によるコラボレーション作業が容易にできるのだ。しかもマイクロソフト、オラクルが提供する同種のサービスとは異なり、セッティングをする際に専門家による作業は不要。マニュアルに従えば簡単にセッティングできる。料金も安い。

ボックスは日本企業への売り込みを本格化するために日本拠点を準備中。来春の日本語サービス開始を目指している。

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