企業クラウドで急伸 「ボックス」って何者? 異色の起業家率いるサービスが日本進出準備中
日本では100人雇用予定
レヴィは「2年前に欧州に進出したが、次は日本」という。すでに欧州では70人以上を雇っており、「日本では最初、コアとなるグループを作り、100人は雇用していく予定」という。
日本市場に乗り込むため、サービスの日本語化も進めている。14年4月までに日本語化を終え、5月ごろに東京ではイベントを行う予定でいる。ボックスジャパン代表取締役に就任した古市克典は「 パートナー企業との協力関係を広く作り上げていく。米国での実績を生かし、企業向けの営業活動を展開していく。すでに複数の大手企業がボックスの利用を検討中だ」と言い切る。
日本でのビジネスの可能性について、レヴィ自身はどのように考えているのだろうか。
「グーグル、セールスフォースなど先輩企業の活躍のおかげで、日本の企業は、米国のITサービスの使い心地のよさをよく知っていると思う。 だから、日本市場での展開は絶対にうまくいく……僕は楽観主義者なんですよ」
こう言い残して部屋を駆け出し、次の会議に向かった。この若者が巻き起こす旋風は、まもなく日本でも話題になるだろう。
(撮影:Getty Images、=週刊東洋経済2013年10月26日号)
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