カーシェアに最適な「ジュニアシート」の選び方 数年内に全車から撤去、利用者の持参が必須に

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一方で、価格に敏感な方も多いです。セール期間中に1万円弱で販売した商品が飛ぶように売れました。低価格のブースターシートが市場からなくなった今、もっとも安価に購入できる商品だったことが一因だと思います」

ジュニアシートの価格帯は広い(画像:トイザらスHP)

先ほど紹介したISOFIXタイプとシートベルト固定タイプでは、実際にはどれくらい価格差があるのだろうか。

一例を挙げると、アップリカ製の『ライドクルー』は、ISOFIXだと2万7499円、ベルトタイプだと1万8699円と、9000円弱の開きがあった(トイザらスのオンラインストア、2024年10月10日現在)。

「正しい着用方法」を守ることが最重要

ただ、最適なジュニアシートを選んだとしても、それで安全とは限らない。

前出のチャイルドシート研究所の所長は、「子どもが150cmを超えていたとしても、正しい姿勢で着座できている必要がある」と話す。

「シートベルトは本来、胸骨、肋骨、骨盤の3点にかかるのが正しい。それが長時間の乗車により、子どもが姿勢を崩して、シートベルトが首やお腹にかかってしまうことも多々あります。そうすると、衝撃時にシートベルトによってお腹が圧迫され、最悪のケースにつながることもある」という。

結局のところ、年齢や身長だけに頼らず子どもが正しくシートベルトを着用できているか、都度確認することがもっとも安全と言えそうだ。

佐藤 隼秀 ライター

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さとう はやひで / Hayahide Sato

1995年生まれ。大学卒業後、競馬関係の編集部に勤め、その後フリーランスに。趣味は飲み歩き・競馬・読書

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