「仕事ができる人」見分けるシンプルな数学の問題 数学のテクニックは「思考の整理」に大活躍する
これは、実際にコンサルティング方面の就職面接でも聞かれるような、オーソドックスな数学の問題です。小・中学生でも解ける人は解けますが、解けない人も多いでしょう。
その上、賢い人であれば紙とペンがなくても頭の中でパッと答えを出せてしまいます。実際これを東大生に出題したときには、ほとんどの人が10秒以内に頭の中だけで答えを出していました。
複雑な状況を整理する思考法
サイコロの目は、1~6まで振られていて、どの数字が出るかはランダムです。それを2つ振った合計を計算するわけです。
仮にサイコロAとサイコロBを振るとして、サイコロAもサイコロBも1なら合計は「2」となり、サイコロAが6でサイコロBが6なら合計は「12」となります。
この合計の数字として、いちばんよく出現するのはどれか、という問題なわけですね。
「え? サイコロの目がランダムで出るのであれば、合計の値もランダムなんじゃないの?」と思うかもしれませんが、それは間違いです。
たとえば合計「2」は、サイコロAもサイコロBも1でなければ出ません。でも合計「3」は、「サイコロAが1でサイコロBが2」、または「サイコロAが2でサイコロBが1」の2パターンのうちのどちらかであれば成立します。合計「2」が出るよりも合計「3」が出る確率のほうが高いのです。
こう考えていけば、「いちばんパターンが多い組み合わせ」が答えだとわかります。つまりは、サイコロの目がどう出るかのパターンを考えていけばいいわけですね。
サイコロの目は6つで、それを2つ振るわけですから、6パターン×6パターン=36パターンあることがわかります。この36パターンを書き出して、合計としていちばんよく出てくるものが答えになるわけですね。
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