親に圧力となる「愛情かければ素直な子に育つ」 発達障害の子を持つ親は自分を追い詰めてしまう
「なら、夜の河原に行こう」と考えました。泣くこと自体は別に問題ないのです。おむつや授乳がきちんとできていて、他に病気などにかかったりしていないのであれば、「別に泣いていい」と開き直りました。要するに「周りに迷惑だから、泣かれると困る」ので、夜に泣かせる場所を、昼間の散歩で探しておきました。
泣いていい場所で周囲に気兼ねなく泣かせていると、大きな泣き声が夜空に響くのが「おもしろい」と思えることすらあります。川の近くの公園が定番になりました。自宅からは少し離れているものの、街灯がきちんとあって、誰のたまり場にもなっていなかったからです。
夜の河原はしんとしていて、昼とは違う顔を見せます。子どもも、その「昼と何か違う」を感じて気分が変わるのか、泣き止むこともありました。
親が消耗しないように
「こうでなくては!」と考えすぎていたときは、親も子も身動きがとれなくなっていましたが、「できなくても、それでいい」と考えるようになってからは、お互いに楽になりました。子どもが親の思い通りに行動しなくても、あまりイライラしなくなったのです。
「子どもがどうしても○○しない。この状況を変えよう」という頑張りをやめました。親の負担になる部分をそぎ落とし、子どもの行動が変わらなくても親が消耗しないようにしました。
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