東大生も実践「タイムカプセル暗記術」が凄かった 苦手な暗記モノも克服、記憶がみるみる定着
やり方は難しくありません。まずはいつも通り勉強して、暗記をします。英単語を覚えたい場合は、その単語を何度も見返したり、発音したり、書いたりして、「これで覚えられた」と思えるくらいまで勉強します。参考書5ページ、単語帳100単語など、一定の範囲に絞って暗記に取り組みましょう。
覚えた単語を使って、テストを作ろう
そしてその後が重要です。覚えた単語を使って、20問程度のテストを作ります。この問題は、今覚えたことを活かして作る必要があります。
「この単語の意味を答えなさい」という問題でもいいですし、「『〇〇』という意味の英単語を答えなさい」という問題でも大丈夫です。穴埋め形式でも4択問題でもなんでもいいので、とにかく20問、問題を作ります。
そして、これを1週間封印します。机の中でもファイルの中でも構いません。保管しておき、その期間は一切見てはいけません。これこそが、未来の自分に宛てた「タイムカプセル」になります。
テスト作成から1週間は「テスト勉強」に取り組みます。参考書や単語帳の該当範囲を復習し、暗記できている状態を保ちます。
1週間経ったら、「タイムカプセル」を開封し、1週間勉強した自分と真剣勝負をします。ここで満点が取れなければ1週間の暗記が不十分だったということなので、再びその範囲を覚え直し、翌日もう一度同じテストを解きましょう。満点が取れるまでこれを繰り返すことで、暗記したい事項が定着するようになるのです。
「自分が作った問題なのだから、当たり前に解けるはずなのでは?」と思う人も多いでしょうが、これが意外と難しいです。1週間経つと、どんな問題を作ったか、忘れてしまっていることも多いのです。
それに、自分で作った問題だからこそ、難しいという側面もあります。「他人ではなく、自分が作った」ということは、「自分が忘れていそうな、難しいポイントを知っている人が作った」ということでもあります。そういう意味では、他人が出すよりも難しい試験になるのです。
そしてその難しさこそが、この勉強法のポイントです。簡単なテストを解いても面白くありませんし、「これはさすがにわかっているよ」という問題を解いてもいい復習にはなりません。
自分がわかっているか、わかっていないか、ギリギリのラインを攻めたような問題を解くことで、記憶がしっかり定着するようになるのです。
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