東大生も実践「タイムカプセル暗記術」が凄かった 苦手な暗記モノも克服、記憶がみるみる定着

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実際の問題のイメージは、このような形です(※外部配信先では画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

西岡壱誠 東大 
(画像:筆者提供)

例えばこのタイムカプセルのテストでは、「pressの、『押す』以外の意味を答えよ」という問題がありますね。

これは、問題を作った本人が「press=押す、というのはわかっているけど、『報道機関』『強調する』って意味もあるんだ。そっちも覚えておかなきゃ」と思ったからこそ出題した問題になります。

自分で作るからこそ、勉強になる

『自分にあった方法が見つかる! 勉強法図鑑』(TAC出版)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

このように、「自分が覚えていないもの、忘れている可能性の高い問題」を出題しているからこそ、勉強の質が上がっていくというわけです。自分で問題を作るからこそ、自分の暗記のために、とっておきの問題が出題できるわけですね。

これに慣れてきたら、複数の範囲の暗記を同時並行で行ってみるのがおすすめです。

例えば、初日に単語帳の5ページ分でテストを作って保管したら、2日目はその範囲の復習をしつつ、同時に次の5ページの分も暗記してテストを作ります。

3日目も過去の範囲2つ分の復習と同時に、その先の5ページ分を暗記してテストを作る……、とサイクルを繰り返し、最初の5ページのテスト作成から1週間経ったら、最初に作った問題を「タイムカプセル」から取り出します。このサイクルを続けることで、暗記の範囲をどんどん先へと進めることができるうえ、過去に覚えた単語を定着させることができるようになります。

いかがでしょうか?「タイムカプセル暗記術」は、ゲーム形式のようでもあって、楽しんで実践している人が多い勉強法です。みなさんぜひ実践してみてください!

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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