AIが解析「石破首相のアンチ」実は増えていない説 ネットでは不人気の石破氏だが、本当のところは?
総裁選前後の収集コメントを比較すると、もう一つ興味深いことがわかりました。
今回収集した総裁選後のコメントを書き込んだ人のうち、約20%の人が総裁選前にも発言していたのですが、そのスタンスに変化が見られるのです。
石破氏への「アンチコメ」が増えた理由
スタンスの変化を集計した結果が、以下の図になります。
最も重要なポイントは、総裁選前には「高市氏肯定層」が圧倒的に多数を占めていたのですが、総裁選後にはそのうち半分以上が高市氏以外への否定的なスタンスを前面に出すように変化していたことです。
特に「石破氏否定」の意見が増えていることが目立ちます。
これは、高市氏を強く支持している人たちの多くが、総裁選の結果を受けて、石破氏の勝利に強く反発し、その不満を石破氏や、彼を選んだ自民党全体に向けた可能性があります。
高市氏への肯定的なコメントよりも、石破氏ひいては自民党に対して否定的なコメントをするようになったということでしょう。
それが、一見、高市氏への肯定コメントが減ったように感じ、石破氏のアンチが増えたように見えるのです。
それゆえ、今回のデータで確認された石破氏や自民党に関する否定的な意見も、選挙前に活発だった高市氏肯定層からのコメントが流れたと言えるでしょう。つまり、石破氏アンチの母数が増えたわけではないかもしれないということです。
これにより、ネット上の石破氏へのアンチコメントを安易に世論ととらえてしまうのは危険かもしれません。
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