AIが解析「石破首相のアンチ」実は増えていない説 ネットでは不人気の石破氏だが、本当のところは?

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今回のYouTubeのコメント分析において注目すべきは、石破氏に対して「悲観」の声が「期待」を上回っていたことです。他の感情を見ても、ネガティブな感情がポジティブなものよりも多いことが見てとれます。

それぞれの感情の理由を、前出のGPT-4o miniを用いて要約を行い、具体的に見ていきましょう。

【否定的な理由】
・政権への不信感:石破政権が短命に終わるのではないか、リーダーシップが不足しているという懸念
・経済的な不安:緊縮財政や増税、経済政策の失敗が日本経済に悪影響を与えるのではないかという心配
・外交政策への懸念:日米関係や中国との関係が悪化する可能性を指摘する声
【肯定的な理由】
・国防や安全保障:国の安全を守る政策への期待
・政策実行への期待:公約を実行し、迅速な対応と結果を求める声
・経済政策:株価回復や経済成長への期待

石破氏の経済政策に対する不安は「石破ショック」などと形容され、報道やSNS上でも多く言及されています。実際、石破氏が新総裁になった直後に株価が下落し、市場に動揺が走りました(しかしこれは、高市氏の勝利を織り込んだ円安・株高の「高市トレード」の巻き戻しと見られています)。

石破新総裁の誕生で、自民党の不支持が加速?

意外性があったのが、この経済政策についてネット上では石破氏に対してネガティブな意見が多いと思われていたものの、期待する声も一部あることがわかります。

一方、「石破」というキーワードで抽出しても、多く出ていたトピックが「高市氏」。ネット上で圧倒的な人気を誇る高市氏ですが、敗退したにもかかわらず、いまだ「期待」の声が最も多く、総裁選後も支持者からの熱視線が注がれています。

具体的な理由としては、次期首相としての期待、新党結成への希望、積極的な財政政策への共感などが挙げられます。石破氏の当選により、それに反対する人たちの高市氏に対するポジティブな面が噴出した結果と言えるでしょう。依然、高市氏のネット上での高い人気がそこに表れています。

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