AIが解析「石破首相のアンチ」実は増えていない説 ネットでは不人気の石破氏だが、本当のところは?

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では、石破氏を選出した自民党への感情はどうでしょうか。

結果を見ると、「反対」の声が多数を占めています。次いで「悲観」が多く、自民党に対し、政治への不信感、政策への批判などが交わされています。トップが代わっても、党のイメージ刷新とはいかず、今後の運営に対する厳しい目が向けられていることがうかがえます。

また、「日本」というキーワードに対しては、「悲しみ」の感情が多く見られました。実際にコメント欄で話題となっていたのは、経済的困難や社会的問題、未来への悲観などで、国の将来に対する不安や閉塞感が広がっていることが示されています。

総裁選前は小泉氏よりもコメント数が少なかった

過去最多の候補者たちを破り新総裁になった石破氏に対してネガティブなコメントが多かったという結果になりましたが、これは総裁選前のデータから変わりません。しかし、意外な変化もありました。

2024年9月12日から9月26日にかけて、「総裁選」というキーワードで同様の手法でデータを収集・分析しました。再生数順に200本の動画を選出し、各動画から最大100件のコメントを取得し、合計で1万8093件のコメントを分析対象としました。

「総裁選」で収集したコメント分析
(筆者作成)

先ほどと同様の7要素で分類しましたが、高市氏への支持が圧倒的で、他の追随を許さない結果となっていました。

コメントの約55%が高市氏に言及したもので、その感情も「期待」や「応援」がほとんど。9割近くがポジティブな感情で占められていました。

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