「視野が広い人」だけが一瞬で解ける図形の超難問 東大生は数学で「俯瞰して見る力」を鍛えている

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答えを先に書くと、こうなります。

実はこの青い円のように、とても大きな円が存在しているのです。大きすぎるので、多くの人はこの円の存在に気づけないのですが、実はここにも存在しているんですよね。

全容を描写すると、こんな感じになります。とんでもない大きさですね。

こうやって見れば、先ほどの円が「小さな円」に見えます。これが「小さな円」だと考えられれば、大きな円が見えてきます。

ということで、条件に合う円の数は以上の6つとなります。みなさんは何個考えることができましたか?

数学で「俯瞰して見る」力を鍛える

この大きな円に気づけるかどうかのポイントは、「物事を俯瞰して見ることができるかどうか」です。

何度もお話ししているとおり、先ほどの円を「小さな円」として捉えることができれば、「大きな円」の存在に気づくことができるようになります。逆に言えば、今見ているものがすべてだと考えてしまうと、「大きな円」は見えてきません

数学の問題を解いていると、このような「自分の意識していない部分にも答えがある」という体験を何度もすることになります。そうすると、「自分が見ているものはすべてではないのかもしれない」という「俯瞰する視点」を自分の中にインストールすることができるようになっていきます。

俯瞰的な視点を手に入れるために、ぜひ数学の勉強をやってみてもらえればと思います。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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