「秋だから」一念発起して運動をがんばる人の盲点 酷暑ダメージが残っているまま体を動かすと…

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運動を始める前には、少なくとも1~2週間は普段の生活で体を動かす機会を増やしていきます。そのほうが体を動かすのに心理的にも生理的(身体的)にもハードルが低いからです。

今の生活を見直して、少しずつ体を動かす機会を増やしましょう。それに伴って少しずつ柔軟性、筋力、持久力などの体力が向上し、本格的なスポーツやトレーニングに対しての準備が整っていきます。

具体的にいうと、よく使うものは手元に置きがちですが、あえてデスクから少し離れたところ、高いところに置いて、手を伸ばして取るようにすれば柔軟性が向上します。

エスカレーターやエレベーターに頼りきるのではなく、下りだけでも階段を使うようにすれば下半身の筋力が向上します。

往復の電車でいすに座ってしまう人は、帰りだけは立つことを心がけて。それだけで平衡性(バランス感覚)が向上します。ネットの買い物を減らしてリアル店に足を運ぶようにすれば、持久力が向上します。

このように体を動かす機会を増やすだけでも“ちりつも”で、エネルギー消費量は増え、ダイエットはもちろん健康の増進につながります。ケガや過疲労の心配もほとんどありません。

まずはストレッチから始めてみる

日常生活運動量を増やすと同時に取り組んでいただきたいのは、ストレッチです。

ストレッチをして筋肉や関節の柔軟性を高めておくと、運動中のケガの予防になります。硬い木よりもしなやかな木のほうが折れにくいように、筋肉や腱も柔軟性が高いほうが損傷しにくくなるからです。

またストレッチで硬くなった筋肉をほぐし、関節の動きをスムーズにすると、姿勢が整います。

O脚や猫背のような悪い姿勢だと、筋トレにしても有酸素運動にしても正しい動きができないので、効率が下がってしまうだけでなく、骨や関節などの障害を引き起こすことにもなります。ストレッチで姿勢を整えておくのは、運動できる体の基礎作りとして重要です。

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