「締め切り」守れない人が知らない正しい設定方法 決め方次第で人生の充実度と目標達成度が激変

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51冊に書かれてあった「締め切りがもたらすメリット」をまとめると、次の7つになります。

締め切りがもたらす7つのメリット
①「そのうちやろう」という、先送りを避けることができる。
②締め切りまでに終わらせようとして、集中力が発揮される。
③締め切りが守れると、自信がつく。「次はもっと短い時間で終わらせよう」というやる気が出る。
④締め切りから逆算して計画を立てるため、時間のムダがない。
⑤「期限内に終わらせるにはどうしたらいいか」を考えるようになって、段取りがよくなる。改善が進む。
⑥期限を決めずにダラダラやるよりも、内容の質が高くなる。
⑦締め切りがあると必死に考えるため、新しいアイデア・ひらめき・解決策が見つかりやすい。

年間300回以上のセミナーをこなすインストラクターの箱田忠昭さんは、締め切りの必要性を次のように説明しています。

「期限がありますと、人はそこに向かって努力を傾けて、集中できるからです。棒高跳びのバーといっしょで、ただ『高く跳んでくれ』といってもなかなかジャンプできません。

目標や期限がありますと、何とかやり遂げられます」(『「できる人」の時間の使い方』/フォレスト出版)

1:実際の締め切り前に「自分の締め切り」を設定する

締め切りを設定する上で重要なのは、「本来の締め切りよりも前倒しして、自分の締め切りを決める」ことです。

どうして、締め切りを前倒しにする必要があるのでしょうか。

前倒しにしておけば、

「締め切り直前になって慌てることがない」

「トラブルや変更に直面しても、落ち着いて対処できる」

「チェックの時間が取れるので、ミスを見逃しにくい」

「次の仕事の初動が早くなる」

からです。

締め切りを前倒しにする根拠として、100冊中6冊に紹介されていたのが、「パーキンソンの法則(第1法則)」です。

パーキンソンの法則とは、イギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが提唱した法則です。

◉パーキンソンの法則(第1法則)……仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。

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