PAULの「3080円・高級モーニング」超正直な感想 フランス発ベーカリー・カフェチェーンの実力は?

✎ 1〜 ✎ 93 ✎ 94 ✎ 95 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

大皿からスプーンでお皿に取り分けると個体を保てず、でろーんとなってしまいますが、そのお味ときたら! 

生クリームと卵黄のこっくりした味わいに、たっぷりのバニラビーンズの芳醇な香りがプラスされ、そこに焦げたカラメルの香ばしさが加わり、もったり濃厚かつ、がっつり甘くて、しっかりおいしい。

ホイップデコレーションもなくフルーツもない、見た目はいたって質素なスイーツなのですが、食べるとめちゃくちゃ贅沢な味わいです。

食べておいしい、雰囲気も楽しい

「PAUL」のモーニングビュッフェは、食事はもちろんのこと、お店のムードやスタッフの接客の良さも魅力です。

店内
チェッカー柄の床が独特のムードを醸し出す、レトロでかわいい店内(筆者撮影)

黒白のチェッカーパーケットに、アンティークなディスプレイがあちこちにほどこされた内装。ビュッフェブースは、おちついた飴色でツヤピカの天板と黒いアイアンの1本脚のテーブル。簡素だけれど趣味がよく、居心地の良い空間に仕上がっています。

スタッフのユニホームの黒白ボーダーのTシャツと白いベレー帽が、フランスの水兵さんのよう。ほどよくカジュアルでほどよくスタイリッシュです。

スタッフの気配りと目配りが行き届き、ビュッフェブースのお皿は頻繁に交換されて常にフレッシュだし、サーブし損ねて大皿からテーブルや床に落ちた料理はあっという間に片付けられ、気分良くビュッフェを楽しめるのです。

次ページ一般的な食べ放題とは異なる雰囲気
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事