そしてその上で最後にこう一言だけ付け加えます。
「もし、これらのマイルストーンが遅れるときは、すぐに相談に来るように」、と。この一言で縛っておくことで、スケジュール管理は部下自らが主導してやらないといけなくなります。
上司に適切なマイルストーンを提示できる人間は、客先にも同様に対応できる人材です。責任感を持って行動することができる部下には、安心して仕事を任せることができます。
そんな仕事のストーリーを描ける人材を、あなたのちょっとしたコミュニケーションの工夫で育ててください。「お膳立てされた部下のプチ成功機会」なんて小さいものは、上司であるあなたが捨て去らなければなりません。それがあなたの仕事です。
「我慢して見守る」のもマネジメント
ただ、人の成長カーブは右肩上がりではありません。
いくら「泳ぎ方」を教えても、実際に泳げるようになるには、水の中で試行錯誤するしかありません。部下が成長する過程も同じ。しばらく平行線が続いたあと、急に伸びるケースが大半です。
「やらせてみて失敗させる。やらせてみて、また失敗させる」
そうやって、部下は恥をかき、立ち直り、自信を獲得しながら、着実に成長していけるようになります。
上司としてのあなたも、自身の重要なタスクに集中でき、さらに成長した部下が増えれば増えるほど、組織としてより大きな成果を上げることができるようになります。
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