私にとって起業は、バンドをやるのと同じ感覚なんです--村上太一・リブセンス社長(第3回)

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 25歳で上場はすごいと言われますが、「普通だよね」と言われる文化であればみんな起業すると思います。1学年で1000人が起業すれば、それに続けとばかりにもっと増えると思うんですよね。

ただ、IT業界は若干起業家が増えてきていると感じます。私は創業時にお声もかからず創業メンバーで300万円を出し合ってスタートし、ご縁がありませんでしたが、最近ではスタートアップを応援するベンチャーキャピタルが増えています。シリコンバレーのように有名個人投資家がいるわけではありませんが。ベンチャーキャピタルはだいぶよくなってきましたよね。

ビジネス環境も中国などよりよっぽどいい。確かに日本市場は縮小していますが、会社は誰でも興せるし、ネットのドメインも簡単にとれる。もちろん起業しやすいことと成長企業が作れることはイコールではありませんし、起業家教育はまだまだだと思いますが、日本の起業の自由度は十分です。

--今の日本をどうご覧になっていますか。

ご飯はおいしいですし(笑)、平和な空間があって生活がしやすいですよね。一方、子どもを産みにくく育てづらい国だとは思います。でも、悲観的に見すぎないほうがいいのではないでしょうか。日本人は日本人をダメと言いたがりますが、私はいい国だと思います。

むらかみ・たいち
1986年生まれ。2005年早稲田大学政治経済学部入学(09年卒業)。大学1年のとき、起業家養成講座のビジネスコンテストで最優秀賞を受賞し、06年同社を創業。

(撮影:今井 康一)

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