マンガ喫茶と打ち込めばネットカフェまでヒットする、そこが強みです--村上太一・リブセンス社長(第1回)

✎ 1〜 ✎ 68 ✎ 69 ✎ 70 ✎ 最新
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小


--なぜ人材採用大手のリクルートは成功報酬型の求人広告をやらなかったのでしょうか。

おそらく掲載料をとる仕組みのほうが、収益が上がりやすいからだと思います。リクルートさんは営業マンをすでにたくさん抱えていたため、営業のいらない成功報酬型の広告に切り替えにくかったのかもしれません。

うちは正社員36人のうち営業は2人だけ。彼らには大手飲食店などを回ってもらっています。営業マンを必要としないビジネスモデルです。

ちなみに売掛金でいくと当社を利用してくださる上位企業はゼンショー(HD)さんやユニクロさんなどです。掲載料型と併用する企業が多いですが、徐々に当社だけに絞る会社も増えてきています。掲載料型の広告では、人が採れなければ掲載料をドブに捨てるようなものですからね。

--今、売り上げが約10億円、営業利益が約4億6000万円とかなり利益率が高い。当然追随する会社が出てくると思いますが、先行の利はあるのでしょうか。

今では成功報酬や祝い金という仕組みは当たり前になり、この手のサイトは100社近くありますが、うまくいっているのはうちくらいです。現在当社のサイトには4万2000件の求人掲載があり、ユーザー数に関してもおそらく大手求人サイトをすでに上回っているかもしれません。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事