韓国で学生ベンチャーが急増、政府の創業支援に課題は山積

韓国のベンチャー市場が活気を帯びている。次代のスティーブ・ジョブズを夢見て、創業に踏み出す若い世代が増え、政府の各種創業支援策も出てきた。とはいえ、第2のベンチャーブームを期待するには尚早だ。ベンチャー業界はまだ課題が山積している。中でも敗者復活を認めない文化を変えなければならない。この点は米国の土壌との大いなる相違点だ。

1975年、米国シアトルで育ったハーバード大学の学生が大学を中退し、会社をつくった。あのマイクロソフト社の創業者、ビル・ゲイツだ。翌年、恵まれない子ども時代を送ったもう一人の大学中退者が、会社を立ち上げた。アップルを創業したスティーブ・ジョブズだ。

その日から28年後、二十歳にもならないハーバード大学の学生が創業した。フェイスブックの創業者、マーク・ザッカーバーグだ。

3人には共通点がある。奇抜なアイデアを駆使し創業、世界的な富豪となった。大学の卒業証書はないが、彼らのチャレンジ精神は衰えることはなかった。米国ベンチャー企業の拠点であるシリコンバレーには、こういった人間が多い。また、わずかな資金で創業できる。デルコンピュータの創業者も85年に大学を中退、1000ドルで会社をつくった。

そんな創業がなぜ可能なのか。三つの要因がある。まずシリコンバレーに失敗を認める土壌があるからだ。たとえ失敗しても次の機会がある。また、大学の看板よりアイデアと実力を優先する。さらに投資資金の獲得も比較的容易だ。だからこそ米国の多くの若者が、学業さえ放棄してシリコンバレーに行きたがる。

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