「担任持つと東大合格者出る」伝説の先生の指導法 先生も生徒と共に「リスクを取る」ことが大切だ

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いかがでしょうか? 「一緒に戦う教師もリスクを取れ」という言葉は、とても重いですよね。

「生徒が伸びる先生」というのは、やはりリスクを取っている人が多いと思います。

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東大に逆転合格した生徒に話を聞くと、「東大に行こう!」と先生が言ってくれた、という人が多いです。

「生徒に東大に行こう!と言って、不合格になったらどうしよう……」と考えたら、そんなことは言えないですよね。それでも「東大に行こう!」と言ってくれる熱い先生がいたら、生徒自身も「自分もやってみようかな」という気持ちになれると思います。

生徒が挑戦しやすい環境を整える

そのうえで、そういう先生には「生徒の背中を押す力」があると思います。「挑戦しようかな、どうしようかな」と思っているときに、自信を持って「大丈夫! 行けるよ! 自分も頑張るよ!」と言ってくれる人がいるだけで、「頑張ってみよう」という気になれるものです。

「その先生がクラス担任を持つと、東大合格者が出る」という伝説を持っている高校の先生に話を聞いたときには、こんなことを言っていました。

「自分は別に、特別なことは何もしていない。勉強を教えてはいるけれど、それも1科目だけだし、自分の力だけで東大合格者を出しているわけではない。

でも、生徒に対して『どんどん挑戦しよう!』と言って、生徒が挑戦しやすい環境を整えることはしている。東大に合格した先輩を呼んだり、合宿を開いたり……。そういうことを徹底的にやっていると、生徒が勝手に開花していくんだよね」と。

「挑戦しやすい環境を整える」。僕は、この言葉が志望校に合格するキーワードだと思っています。もしこの記事を読んでいる方々の中に親御さんや先生がいらっしゃれば、ぜひこのことを意識してお子さんや生徒と接してみていただければと思います。

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西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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