米大統領選、トランプ氏がリードを広げる 2番手とは20ポイント差に

拡大
縮小
 8月25日、最有力候補となっているドナルド・トランプ氏は2番手のライバルに20ポイントの差をつけてリードしている。アイオワ州で撮影(2015年 ロイター/Ben Brewer)

[ワシントン 25日 ロイター] - ロイターとイプソスがこの日公表したオンライン世論調査によると、2016年の米大統領選に向けた共和党指名争いで、ジェブ・ブッシュ氏の支持率が低下する一方、最有力候補となっているドナルド・トランプ氏は2番手のライバルに20ポイントの差をつけてリードしている。

調査は、共和党員511人を対象に実施。過去5日間に共和党員らのブッシュ氏支持率は16%から8%に低下した。

ブッシュ氏は移民政策をめぐってトランプ氏と激しく対立。また、ブッシュ氏は最近のインタビューで、不法移民の親から生まれた子供を表す用語で一部に差別的との指摘がある「アンカー・ベビー」という言葉を使用して人権団体などから批判を浴び、反論するなどしている。

トランプ氏の支持率は30%前後で、過去1週間ほぼ変わっていない。

順位としては、ブッシュ氏の支持率は元神経外科医のベン・カーソン氏と同一の3位。ハッカビー前アーカンソー州知事は支持率10%で2位となった。

トランプ氏は、本音を語って権力に立ち向かう一匹狼のイメージで人気を保っている。

同氏が注目される理由として、共和党員の77%前後が「政治的な正しさ」に関心がないことや、メディアと対決していることを挙げた。約68%が、資産家であるため寄付に頼っていないことを挙げた。

また、トランプ氏の参戦で既成組織が挑戦を受け、共和党に新しい発想をもたらすと考えている共和党員が多数を占めている。

関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT