「沖縄移住に失敗する人」に決定的に足りない視点 沖縄に進出したが、なじめず帰ってしまうことも

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私自身、大学卒業後に東京の証券会社で働き、沖縄に戻ってきたときはかなりのカルチャーショックを受けました。仕事の質や進め方、対人関係など1つひとつが違和感でストレスを感じる日々でした。しかし、自分の価値観を沖縄スタイルに変えるしかない、と覚悟を決めてからは数年でそのストレスから解放され、肩の力が抜けてラクに生きられるようになりました。沖縄の人間ですらそうなので、内地のみなさんの心労は想像すらできません。

沖縄に進出した後は4つのタイプに分かれる

沖縄に移住すると、日々さまざまなことを疑問に感じると思います。一般的に沖縄の人は内地の人に対して、「細かく指摘してくる」「はっきりものを言ってくる」「面倒くさい人が多い」「無駄に正義感が強い」と感じることが多いのではないでしょうか。

一方で、沖縄に定着している方々のほとんどが、逆にこうした内地の人に対するネガティブなイメージを払拭して、「意外に良いナイチャーじゃないか」と受け入れてもらっているのではないでしょうか。最近では、沖縄の人以上にゆるくて仕事の仕方もアバウトな内地の人も増えていて、もう少ししっかりしたほうが良いのではないかと思われる方さえいますが。

本土企業の方々が沖縄に進出して、まず戸惑うのはウチナーンチュとの付き合い方でしょう。同じ日本人かと思えば微妙に違い、意外にコミュニケーションを取るのが難しいようです。それでも、地元になじむ人がいる一方で、諦めて短期間で本土に帰っていく人もいます。

例えばビジネスの場面で、沖縄スタイルを許容できるか、東京スタイルを信奉しているか。沖縄の文化が好きか、特にそうでもないかで4象限にタイプを分けてみましょう。4タイプの特徴は、おおむね次のとおりです。

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