「沖縄移住に失敗する人」に決定的に足りない視点 沖縄に進出したが、なじめず帰ってしまうことも

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

4つのタイプに分類

(画像:『沖縄ルール 知っておくとビジネスも人間関係もうまくいく!』より)

①おせっかいナイチャー
 ここは、結構やっかいなタイプです。沖縄のことが大好きだが、同時に東京スタイルが好きなので、とにかく仕事のやり方などを変えたがります。「東京ではこうだよ」「なんで時間守らないの」「沖縄の人は○○がダメだよ」という調子です。いつも沖縄の人に対して憤慨しているのです。そういう人に私は「沖縄県民147万人を変えようとするより、あなたひとりが変わったほうがラクですよ」と、アドバイスするのですが、当然、沖縄の人の輪になじめず、短期間で不満が爆発して帰っていきます。せっかく沖縄に来てもらったのだから、常にストレスを抱えながら過ごしてほしくないのですが。

②じょ~と~ナイチャー
 沖縄が大好きなうえに、沖縄スタイルが大好きです。次第に時間を守らなくなり、細かなことは気にしない人になります。かりゆしウェア、泡盛、ポーク、ひーじゃー(ヤギ)に加え、栄町が大好き。5年ぐらいで本土の人から「ウチナーンチュですか?」と聞かれるようになります。願わくば、みんなこの素敵な「シマナイチャー」になってほしいところです。

③そのまんまナイチャー
 沖縄が特に好きでもなく、沖縄にあまり固執しない。でも、沖縄の気候や食文化を適当に受け入れるタイプです。たまたま沖縄という温暖で地政学的に有利な土地に住んでいるだけ。肩の力が抜けていて、ごく自然体で沖縄に住んでいます。かりゆしウェアは着ず、ポークも好んでは食べません。付き合うには一番気楽な方々です。

④いやいやナイチャー
 いわゆる「ウチナームーク(奥さんが沖縄の人)」や仕事を求めて仕方なく沖縄に来ているタイプです。沖縄に興味があるわけではなく、基本的に東京スタイルが好きなのに、事情があってやむなく沖縄に住まざるを得ない人たちです。このタイプも、我慢しながら生きており、苦行の様相です。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事