元メーカーのクレーム対応→コンサル転身の事例 2つの特殊な「ニッチ」を掛け合わせて考える
自分が今までしてきた経験も、業界を変えるとほかの人にはできない特殊なスキルになることがあります。今まで積み重ねてきた経験のなかで、まったく違う業界の人から「すごい!」と言われた強みや得意分野はないでしょうか?
2つの軸を組み合わせてナンバーワンニッチを探す
ポイントは、2つの特殊なニッチを掛け合わせて考えることです。まったく違う2つの分野のニッチな特技をもっていないでしょうか?
たとえば、会計士の資格を持っていて、食品メーカーでラーメンの研究をしていた方は、ラーメン店専門の会計コンサルタント。
たとえば、ホテルでサービスのプロとして仕事をしていて、手話がネイティブ並みにできる人(手話クラブに入って10年など)は、サービス業に向けた、身体的に不自由さを持った方向けのサービスをアドバイスできるプロフェッショナルアドバイザー、などです。そのような、2つの特殊なキャリアや特技を掛け合わせるとナンバーワンニッチが完成します。
キャリアは、よく「専門性」と「マネジメント」の二軸で説明されます。専門性の軸は、特定の分野や技術における深い知識や技能を追求することを意味します。
エンジニアであればプログラミング言語やシステム設計。医師であれば特定の医療分野や治療技術に関する専門知識を極めることが該当します。
専門性を高めることで、その分野における専門家としての地位を確立し、より高い価値を提供できるようになります。
マネジメントの軸は、チームやプロジェクト、組織を効果的に管理し、リードする能力を発展させることを指します。この軸では、人材の育成、プロジェクト管理、戦略的思考、リーダーシップといったスキルが求められます。
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