元メーカーのクレーム対応→コンサル転身の事例 2つの特殊な「ニッチ」を掛け合わせて考える
まずは一社お客様を見つけるために、準備を始めましょう。
会社を作る際には会社名を考える必要があります。個人事業主として活動する場合は、屋号を考える必要があります。屋号とは会社名と同じですが、株式会社や合同会社がつかないタイプの会社名です。たとえば林田商店とか、林田コンサルタントグループとか、自由につけることができる名前です。
その際には、商標を確認して名前を付けましょう。商標をチェックするサイトが特許庁にありますので「J-Plat Pat」特許情報プラットフォームで検索します。まずはこのページでチェックして、自分で考えた商標と似た名前がないか、確認しましょう。
名前を考えて名刺やパンフレットを作ったあとに、他の企業がすでに使用している名前や類似した名前だったために、名前を変えるように言われてしまうケースもあります。
「ナンバーワンニッチ」という考え方
準備を始めると同時に進めてもらいたいのが、ナンバーワンニッチを探すことです。ナンバーワンニッチとは、狭い範囲で一番になることです。
たとえば、「経営コンサルタント」だと、範囲が広すぎて競争相手もたくさんいます。これが、男性エステサロン向けの経営コンサルタントだとどうでしょうか? 範囲を狭めることによって、競争相手も減りますし、専門特化することで強みが際立ちます。
Mさんは、コミュニケーション力向上のコンサルタントとして仕事をしていましたが、ネイルサロン専門のコミュニケーション力向上コンサルタントとして、ターゲットとなるお客様を絞り込み、ネイルサロン専門の冊子でコラムを書いたそうです。
そうすると、ネイル業界のコミュニケーションならMさん、と評判になり、今ではネイルサロンだけではなく広くビューティー業界からの依頼が来ています。
自分の強みと得意分野は何かを明確にして、その強みを使って誰にどのようにアピールしていくかが重要になります。
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