宮中から実家帰った「紫式部」心がかき乱された訳 その一方で宮中での生活が恋しくなるように
その「殺気」を感じたのか、彼らも長居はせず「明日の朝、出直してきましょう。今夜は寒い、我慢できない。身も凍る」と言うと、部屋から出ていきました。
可愛らしさもある、紫式部の一言
彼らが家路に急ぐ様子に、紫式部は(お家にどれほどよい奥様がいるのだろう)と思ったようです。「これは私が未亡人だから言うのではありません」と、ある種の言い訳を書いている紫式部。少し可愛らしくもあります。
(主要参考・引用文献一覧)
・清水好子『紫式部』(岩波書店、1973)
・今井源衛『紫式部』(吉川弘文館、1985)
・朧谷寿『藤原道長』(ミネルヴァ書房、2007)
・紫式部著、山本淳子翻訳『紫式部日記』(角川学芸出版、2010)
・倉本一宏『紫式部と藤原道長』(講談社、2023)
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