若者が「仕事が面白くないから辞める」本当の理由 優秀な上司の「優秀さ」が時に部下を追い詰める

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十分力量がある人が望むこと、それは「自由にやらせてほしい」ということです。

しかし、こだわりの強い上司は力量のある部下に対しても教示的リーダーシップをとって、逐一口を挟もうとします。

それが部下の自由を奪い、自分の頭で考える力を衰えさせ、「仕事が面白くない」と感じさせるのです。

そのため、そういう部下には少々のことには目をつぶり、裁量を与えて自由にやらせてあげることが重要です。

「自由にやらせる」と「放置」を混同しない

もちろん、どうしてもこれは譲れないというところはしっかりと手綱を締めます。

また、自由にやらせて放置というわけでもなく、折を見て状況を確認し、相談に乗る機会を設けることも必要です。「温かく見守りながら自由にやらせる」というイメージで関わることです。

このように、上司の関わり方や仕事の任せ方次第で、部下が「仕事が面白い」と感じるかどうかは大きく変わります。

部下が「仕事が面白い」と感じ、モチベーション高く働いてもらえるように、今回の記事を参考にしていただければと思います。

藤田 耕司 経営心理士、税理士、心理カウンセラー

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ふじた こうじ / Koji Fujita

一般社団法人日本経営心理士協会代表理事、公認会計士、税理士、心理カウンセラー。これまで1200件超の経営相談を受け、心理学と会計を活用した経営改善を行う。その経験から経営者の心理、部下の心理、顧客の心理を分析し、経営心理学として体系化することで経営改善の成果を高める。また、経営心理学を学ぶ「経営心理士」の資格を創設。経営心理士講座の受講生はのべ5000名を超え、その内容は大手企業や省庁でも導入される。著書に『リーダーのための経営心理学』(日本経済新聞出版社 日本、台湾、韓国の3カ国で出版)、『経営参謀としての士業戦略』(日本能率協会マネジメントセンター)。

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