ゴリラになるゲームが収益160億円、何が面白い? 海外を中心に大人気、遊んでわかった魅力を解説

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チュートリアル(ゲーム序盤の説明部分)が非常に短いのも現代風である。歩く動作や高いところに行く動作を覚えたあとは、いきなりマルチプレー(ほかのプレーヤーとの同時プレー)に突入する。

ゲームの基本ルールはいわゆる鬼ごっこ。鬼ゴリラはほかのゴリラを追いかけ、タッチすればよい(いくつかほかのルールも存在する)。本作はボイスチャットにも対応しており、英語での会話が非常にさかんである。

『Gorilla Tag』はSteam版とMeta Quest版が存在するが、後者は基本プレー無料となっている。ゲーム内にゴリラの見た目を変えるさまざまなアイテムが用意されており、それで収益をあげるビジネスモデルとなっている。

ゴリラタグのプレー画像
ゴリラのおしゃれは実にさまざま。コミュニケーションを取る場において他人との差別化は重要で、ゆえに衣装をアイテム課金で購入する人が出てくる(画像はSteamより)

さまざまなゴリラから声をかけられる

『Gorilla Tag』の魅力が何かを考えてみると、1つは本作がメタバース的な遊び場になっていることが挙げられる。

公園のようなプレイグラウンドがあり、そこには水風船、虫、ツリーハウスなどいろいろなアイテムや場所がある。さらに鬼ごっこというわかりやすいルールでみんなと遊ぶわけで、一緒にいるゴリラと自然と盛り上がるわけだ。

かくいう筆者も、実際に遊んでいるとさまざまなゴリラ(プレーヤー)から声をかけられた。

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