ついにアニメ化「サクナヒメ」独特なヒットの裏側 小規模のインディーゲームが一大ムーブメントに

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天穂のサクナヒメ
アニメ版の制作はピーエーワークスが担当。アニメ化を見据えて会社で稲作を実施していたという(画像はTVアニメ『天穂のサクナヒメ』公式サイトより)

出荷本数150万本、農水省とのコラボも

TVアニメ『天穂のサクナヒメ』が2024年7月6日より放送開始となった。

本作は同名のゲームが題材となっているのだが、実は元の作品はそこまで大規模なタイトルではなかった。というのも、当初の売り上げ目標は3万本ほどだったという。

『天穂のサクナヒメ』は同人サークル「えーでるわいす」が開発したインディーゲーム(独立した個人や小規模チームが制作するゲーム)であり、大きなチームによる大作というわけではない。

しかし、本作は全世界累計出荷本数150万本を突破しており、今回アニメ化され、さらに農林水産省とのコラボまで行われているのだ。

少人数で開発するインディーゲームは昨今特に注目されているが、『天穂のサクナヒメ』には日本ならではの要素がある。そして、それこそ本作がここまで大きく育った理由なのだ。

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