「人生100年時代」に若者が最優先で学ぶべきは AIを使いこなすにも必須のヒューマンスキル

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家族の形が変わり、多様な生き方ができる時代にむかっています。昔と比べてダイバーシティが進み、誰もがユニークで、それぞれ違います。だからこそ若者たちが、どんな隣人も受け入れられるように促していく必要があります。

次に、生涯学習を支援・促進しましょう。ロンドン・ビジネス・スクールでは、人生のどのステージの人も学べる環境があり、数千人が参加しています。みなさんの生徒には生涯学習を奨励すべきです。

学校は終着点ではなく、長い旅の始まり

学生時代に、学ぶことは楽しいと教えることが大事です。「卒業したらもう二度と学びたくない」とならないように指導すべきです。

最後に、若者がどんな選択をしたとしても、常にチャンスがあるしやり直しもできると理解すること。一度の選択で人生が決まってしまうわけではありません。彼らは「人生は旅だ」と理解する必要があります。学校は終着点ではなく、長い旅の始まりです。若者たちの旅がよりよくなるようにナビゲートする存在でありましょう。

(構成:佐藤友美)

『16歳からのライフ・シフト』の特設サイトはこちら(画像をクリックするとジャンプします)
リンダ・グラットン ロンドン・ビジネス・スクール経営学教授

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Lynda Gratton

ロンドン・ビジネス・スクール経営学教授。世界をリードする「働き方の未来」の専門家。全世界で最も権威ある経営思想家ランキングである「Thinkers50」では、トップ15にランクインしており、2018年には安倍晋三元首相から「人生100年時代構想会議」のメンバーに任命された。著作である『ワーク・シフト』『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』シリーズ(アンドリュー・スコットとの共著)は日本で大ベストセラーに。長寿社会におけるキャリア構築の考え方――「人生100年時代」というキーワードをつくり出した中心人物である。

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