官僚制批判の論理と心理 デモクラシーの友と敵 野口雅弘著

官僚制批判の論理と心理 デモクラシーの友と敵 野口雅弘著

質の高い社会保障のためには、それに伴うコストを引き受けなければならず、公務員組織の維持が不可欠だ。ところが近年の財政危機を背景に、官僚制に対する風当たりは強い。一連の官僚バッシング、政治家の「脱官僚」スローガンなどなど。つまり、この国は、福祉社会志向にもかかわらず、行政不信という矛盾状態に陥っているという。

なぜこのような事態に至ったのかを、政治学者である著者が、マックス・ウェーバーの官僚制論を現代社会に当てはめながら分析していく。

官僚機構の無駄や天下りなどは解決しなければならない問題だが、官僚への反感の裏に、新自由主義の志向する「小さな政府」への誘導なども読み取っている。

中公新書 777円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • コロナ後を生き抜く
  • 最新の週刊東洋経済
  • 占いのオモテとウラ
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
脱・ストレス 不安加速社会<br>への4つの処方箋

コロナ禍で、人と会ったり飲み会をしたりといった従来のストレス解消法がしづらくなっています。そんな今だからこそ、「脳」「睡眠」「運動」「食事」の専門家が教えるコンディショニング術でストレスフリーな状態を目指しましょう。

  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT